From: 藤岡 進也 Newsgroups: tnn.interv.ngo-npo Subject: 「こうのとりニュ−ス」(第3号) Date: 12 Apr 1995 17:11:00 +0900 MIME-Version: 1.0 Content-Type: text/plain; charset=iso-2022-jp 震災ネット運営事務局からのお知らせです。 「こうのとりニュ−ス」(第3号)を発行することになりました。 以下に第3号ニュ−スを記載します。 ******************************** * 兵庫県震災ネットニュ−ス        95.4.12  * *                               * *  こうのとりニュ−ス   発行:震災ネット運営事務局    * *   <第 3 号 >      ・兵庫県企画部企画参事   * * ・CSK震災復旧支援PRJ.* *                * ******************************** (第3号の発行にあたって)   第3号は、「インタ−Vネット特集」とし、震災ネットとの関係、  インタ−Vネットの利用に関する提言を行います。 (インタ−Vネットとは)  インタ−Vネットとは、インタ−ネットとパソコン通信ネットワ−  ク(NIFTY−Serve、PC−VAN、Peopleなど)と  を結合し、情報共有環境を提供する画期的なネットワ−クのインフラ  です。   このネットワ−クは、平時はもとより災害時においては、即座に、  現地被災者、ボランティア、企業、行政、マスコミなどが、互いに効 率的に情報交換を行うことが可能です。また、インタ−Vネットはイ ンタ−ネットをベ−スとしているため、広く世界へ情報発信すること が可能となります。 (震災ネットから見たインタ−Vネット)   震災ネット稼働と運用体制の整備に伴い、運用支援担当のボランテ  ィアからパソコン通信ネットワ−クで入手できる情報の質、量の充実  を望む声が多く出てきました。例えば、「地域に密着した情報がない  」、「情報量が少なくて、使いものにならない」などといった指摘で  す。   そこで、震災ネット運営事務局 では、今後、インタ−Vネット上  に集約される情報を充実させることを広く呼びかけていきます。また、  震災ネットの現状等について、インタ−Vネットを利用して情報発信  をしていきます。  ○情報提供源としてのインタ−Vネット    震災ネット運営事務局 では、IVN(インタ−ボランティアネッ   トワ−ク)のVAG(ボランティアアシストグル−プ)の方に、イ   ンタ−Vネットへの情報入力の協力を要請し、「被災地/被災者:   生活情報」などの会議室情報の充実を図っています。  ○広報活動としてのメディア    震災ネット運営事務局 では、震災ネットの運営、活用状況を広   く知っていただくために、「こうのとりニュ−ス」を発行し、イン   タ−Vネットの「非営利組織情報」会議室に掲載しています。    また、英訳版も同様にインタ−Vネットの「英語による情報」会   議室に掲載しています。    これによって、震災ネットの運用状況がインタ−ネットのnetnews   に掲載され、海外の人々の目にもとまることが可能となりました。     (インタ−Vネット関連の活動)  ○インタ−Vネットを広くアピ−ルする    インタ−Vネットは、災害時における情報共有化インフラとして、   素晴らしい可能性を持っています。しかし、現状では、インタ−V   ネットはその関係者、およびネットワ−カ−にはある程度知られて   いるものの、被災者を含む一般の人々にはあまり知られていません。    今後、このインタ−Vネットを「国家レベルの非常時対応のネッ   トワ−ク」として位置付け、インタ−Vネットの積極的活用を呼び   かけてゆくことが重要です。  ○インタ−Vネットユ−ザ−会(仮称)を設立する    現在のインタ−Vネットの利用対象者は、阪神大震災で被災した   人々、およびこれらの人々を支える各種団体、ボランティアなどの   個人です。    従って、これらの各種団体の代表からなる「インタ−Vネットユ   −ザ−会」(仮称)を設置し、その運用、仕組みのあり方について   取りまとめ、インタ−Vネット運営事務局側へ提案してまいります。    また、阪神・淡路大震災の教訓をもとに、非常時の情報統制、情   報提供、および情報共有化はどうあるべきかについても取りまとめ、   今後、関係各機関へ提言してまいります。     ○情報入力の仕組みを具体化する    当面、まず被災者のための情報を充実させることが必要です。そ   のためには、提供すべき情報を持っている人々が、簡単に情報入力   ・情報発信できる仕組みを早急に具体化させることが重要です。こ   の具体的方法の1つとして、現在広く普及しているファックスを利   用した入力の仕組みを強化、充実させることが考えられます。 *************************************************************** この記事に関するお問い合わせ先:CSK震災復旧支援PRJ.    電話:  06−345−2855    NIFTY: BXC05445@niftyserve.or.jp PC-VAN: CJH90856@pc-van.or.jp ***************************************************************