From: "大平 恵三 " Newsgroups: tnn.interv.survivors.messages Subject: VAG (Volunteer Assistant Group) Date: 09 Sep 1995 05:59:00 +0900 MIME-Version: 1.0 Content-Type: text/plain; charset=iso-2022-jp  9月6日の産経新聞からの転載です。 ======================================================================== 「被災地のために ボランティア・ファイル」      どこで何が必要か   パソコンで情報発信      効率よい支援可能に  どこで何が足りないか,何が必要か。阪神大震災では,こんな生活情報の必要 性がクローズアップされた。「VAG」(ボランティア・アシスト・グループ) は,そういった情報を,速く大量に流せるパソコンを使ったネットワークで被災 地を支援し続けている。  基本的な活動は,新聞などに掲載された生活情報をパソコンの端末から打ち込 み,ネットワークに乗せること。簡単なようだが避難所と避難所,ボランティア 団体と避難所をつなぐ情報網ができることで,より効率のいい支援が可能になっ た。  震災直後は数多くのボランティア団体が,被災地で今何が一番必要なのかが分 からない状態に陥り,支援物資が適正に届けられないケースがかなり出た。こう した混乱を防ぎ,効率良く物資を動かせないか と考えたのが,代表の増澤徹さ ん。得意のパソコンを使った支援活動はこんなきっかけで始まった。  増澤さんは「効果はどの程度だったかわからない」と言うが,行政側も情報ネ ットが必要であることに気づき,パソコン200台を避難所に設置した。  会員は近畿を中心に56人。このメンバーが得た情報をネットワークに乗せる。 「実際に被災地に行かなくても,情報という形で何らかの役に立てるし,無理な く支援活動に参加するのも大切なことだと思う」と増澤さんは言う。  パソコンネットをもっと有効に使ってもらうため,現地で活動するボランティ ア団体や仮設住宅の入居者などを対象に,端末機の設置や操作方法の相談も受け ている。  「将来,パソコンがもっと普及して一般的な人が手軽に使うようになれば,非 常時の情報機器として,行政もパソコンを積極的に利用するようになるでしょう。 今回はそれが証明された」と増澤さん。現在も暇を見ては自分の端末で震災情報 を入力している。  生活情報やネットワーク設置についての相談は増澤さんへ。 電話06−872−8685 ========================================================================  VAGは上記の新聞記事のように,新聞などの生活情報をInterVnet へ収集, ネットワークで発言できない人の依頼を受けての代理アップ,またパソコンの設 置や操作方法などの相談も受けるなど,パソコンネットを有効利用してもらうた めにボランティア団体などの支援も行っています。 1995/09/08 大平@VAG from Kagawa CXN01125@niftyserve.or.jp VCM34918@pcvan.or.jp