Capote による 「枝野官房長官から学べる 10 のこと: 危機管理広報の視点から」 を読んで,これはすばらしい分析であり,たしかにそこからまなぶべきだと感じました. リンクをはるだけでなく,引用させていただきます.
「今回の枝野官房長官の対応の姿勢が、危機管理広報の観点から素晴らしいので、その理由をまとめてみました。
- しっかりとした口調で、ゆっくりと、文節を切りながら説明する。
- 原稿を読まずに自分の言葉で話す。
- 記者を指名する際、回答する際に目を見て答える。
- (放射能漏れしているなどの)可能性を否定せず 「可能性はあるが」 と受け止める。
- 専門家の判断が必要な部分については、その旨を述べつつ、自らの見解を示す。
- 誤解が起きそうなところを繰り返し、説明する。(12日時点の上の動画の冒頭や、15日時点の4号機の火災に関する説明 [中略])
」
とくに震災直後は,現場のひとびと以上に不眠不休の状態であり,顔からはあきらかに濃厚な疲労がみえながら,しっかりした声で明晰に話をするすがたは感動的でした. (写真は sanspo.com - google.com から借用しました.)
2011-6-5 追記: 枝野氏がどうやってこういう話術を身につけたのか,それはたとえば Wikipedia の 「枝野幸男」 という項目にも書かれている. 彼は高校時代に校内の弁論大会で 3 回連続で優勝しているという. その時代から身につけていた技術をさらに洗練したのだろう.
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