海外のメディアや個人が東日本大震災時の日本人の行動をどうみたか,それをおもに日本人の著者が書いている. 震災時の日本人は冷静でたがいにたすけあい,他人に迷惑をかけず,整然と列をつくっていた. そういう評価はこれまでもきいてきたし,この本でとりあげているアメリカ,中国,台湾,韓国ほかの見方もそれと一致している. そして,この本で論じられていることではないが,それは日本人の特質というよりは災害時にアメリカなどでも出現した 「ユートピア」 なのだというかんがえもあった.
1 冊のなかで,おなじことを何回もよまされるだけではつまらない. もうすこし国によるちがいがうきぼりになるようなかきかたができれば,もっとよかっただろう.
評価: ★★★☆☆
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