ハードカバーの本ではあるが,2011 年 6 月に出版され,すでにほぼ役目をおえてしまっている. 東日本大震災でなにがおこり,経済にどういう影響をあたえたかが分析されているが,いまからみると,あやまった点もある.
一番価値がある部分は 4 章の 「復興へのロードマップ」 だろう. 出版の時点から短期および長期にわたって復興のために何をするべきか,さまざまな提言がなされている. いまみると,短期の提言のなかにはすでに実現されているものがおおい. この本がしめした時期よりはおくれたものがおおいようだが. しかし,たぶん政府のかんがえがちがったために実現していないこともある.
いま,なぜ実現されてないのかかんがえてみるのも,わるくないのではないかとおもう.
評価: ★★☆☆☆
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