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キャラ化 アーカイブ

2008-10-18

17 日の NHK 「視点・論点」 は 相原 博之 による 「キャラ化する日本」. 現代においてはさまざまなキャラクターが日本人に癒しをあたえているが,それがいま急におこったのではなくて,数 10 年の歴史があることをつたえていた. それをきいていておもったのは,キャラには,数 10 年どころか数 100 年の日本の歴史のなかではぐくまれてきたものがあるということだ.

つづく…

2008-11-14

日本人の 8 割がキャラクター商品をもっているという. 「むひょキャラ」 とよばれるキャラクターは (能面のように) 「無表情なため,かえって,こどもたちは自分のほうで勝手にキャラクターの表情を解釈し,自らの感情を様々に投影することができる」 という. 人間の 「キャラ」 についても 「現実の 「私」 とは似て非なる 「キャラとしての私」」 が他人によってあたえられるという. 小泉元首相や東国原知事のような政治家やホリエモンについても 「キャラ」 によって解釈しようとしている.

いろいろな社会現象が 「キャラ」 によって解釈されているが,それがただしいのかどうかはよくわからない. 基本的には日本の現象としてとらえているようだが,キティのような日本のキャラが世界ではやっていることをみても,日本に特異なことではなさそうだ. 外部から 「キャラ」 をあたえられるのはディベートのやりかたにも似ている. 現代社会をよみとくヒントはあたえているとおもうが,結局,この本を読んでも,わかったような,わからないようなでおわってしまう.

評価: ★★★☆☆

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つづく…

相原 博之 の 「キャラ化するニッポン」 では 「現実の 「私」 とは似て非なる 「キャラとしての私」」 が他人によってあたえられるという. 相原はまた,日本のキャラには表情がない,それによってひとびとがキャラに自分の感情をうつすことができるといっている. このように 「キャラ」 が外部からあたえられることが,もしかすると 「だれでもいいから殺したい」 という,最近よくきかれることばとも関係しているのではないだろうか?

つづく…

2009-04-16

著者は 「学校裏サイト」 に関する報道が偏見にみちていることをするどく批判する. いじめや危険が強調され,そのプラスの面をみていないという. そして,「学校裏サイト」 の実態をただしくしめすためにいろいろな統計が引用されている. しかし,それらの統計は著者の議論をうらづけるにはよわい. また,ケータイを 「教育の妨げ」 とする議論を 「「教える側」 の能力や方法論の欠如」 と批判している. しかし,ここでも感覚的な批判にとどまっている. もっと迫力のある数値にうらづけられた説得力のある議論をしないかぎり,現状をかえることはできないだろう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: ネットいじめ@ [bk1]ネットいじめ@Amazon.co.jp

つづく…

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