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登録・発見

UPnP におけるサービス発見

UPnP (Universal Plug and Play, ユニバーサル・プラグ・アンド・プレイ) は Microsoft 社と UPnP フォーラムから提案されたネットワーク上でのピア・トゥー・ピアのサービス共有のためのアーキテクチャである.

UPnP は PC をはじめ,くみこみシステムや無線機器などによって構成されるアドホック・ネットワーク環境のために設計されている.UPnP のドキュメントは http://www.upnp.org/ から配布されているが,アーキテクチャについてはその Version 1.0 が Microsoft 社により2000 年 6 月に Universal Plug and Play Device Architecture (http://www.upnp.org/download/UPnPDA10_20000613.htm) として発表され,Version 1.0.1 のドラフトが 2003 年 5 月に UPnP™ Device Architecture 1.0 (http://www.upnp.org/download/Clean%20UPnPDA101-20030506.doc) として公開されている.

UPnP におけるサービス発見のためのプロトコルとして SSDP (Simple Service Discovery Protocol, サービス発見プロトコル) があり,1999 年 10 月にインターネット・ドラフト draft-cai-ssdp-v1-03 として IETF に提案された (Y. Y. Goland, T. Cai, P. Leach, Y. Gu, S. Albright: Simple Service Discovery Protocol/1.0 – Operating without an Arbiter).このドラフトはすでに失効しているが,http://www.upnp.org/download/draft-cai-ssdp-v1-03.txt などから入手することができる.

SSDP においては,クライアントはマルチキャスト・メッセージを送信してサービス発見をおこなう.これに対してサービス側は UDP 上の HTTP メッセージにサービスの存在を知らせる.サービスはサービス型によって識別される.サービスの内容に関する問い合せには XML を使用して応答する.ディレクトリを使用することもできる.ディレクトリはサービスの代理 (proxy) としてふるまう.すなわち,サービスのかわりにディレクトリがサービスの存在や内容についての要求メッセージに応答する.

Keywords: ピア・トゥー・ピア・サービス共有, アドホック・ネットワーク

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