IPv4 においてはアドレス空間が不足しているため,NAT をつかわざるをえない. 一方,IPv6 においては NAT をつかう必要はないだけでなく,NAT は設計から排除されている. しかし,IPv4 と IPv6 が共存する環境においては,両者をつなぐために NAT が必要である.
IPv4-IPv6 間 NAT
2007 現在,IP アドレス枯渇問題で足りないとされている IPv4 の IP アドレスであるが,将来的には IPv6 の IP アドレス体系に移行すれば,枯渇問題は解決すると見られている. しかし,その移行期間においては IPv4 と IPv6 の双方のネットワークが混在することになり,両ネットワークを接続する NAT (プロトコル変換も行うためゲートウェイと呼ぶのが妥当) が必要となる. 実際のゲートウェイの実装方法が RFC 2766 によって提案されている.
参考文献
この項目の記述にあたっては Wikipedia の ネットワークアドレス変換 の項目を参照した.