人間は注意をはらうことによって,入力される情報のうち特定の部分だけをとりこみ,他をほとんど無視することができる. このような情報処理の方法はデータ・ストリーム管理システム (DSMS) においても有効であり,ネットワークの異常検知などにおいて類似の方法を使用することができる.
ひとは入力される情報のなかになにかを発見すると,その原因となっている物体などに注意をむける. 注意をむけることによって,それまでわからなかった詳細な分析が可能になる.
ネットワークにおける異常の自動検知システムは DSMS の一種とかんがえることができる. 異常検知システムも,通常うけとっている入力ストリームのなかに異常をみつけると,それをより詳細に解析するように設計することができる. このような異常検知の方法は人間が異常に注意をむけるのに似ているということができる.