ルータ (や現在のスイッチ) にくらべると光スイッチが消費する電力は 2 桁ちいさいともいわれる. ルータの消費電力がおおきい理由は,ルータにおいて使用されている CMOS はスイッチングの際に比較的おおきな電力を消費し,その消費量は周波数に比例して増加するからである.
したがって,すぐにかんがえられる対策として,インテルの CPU などと同様に動作周波数を低減させることがかんがえられる. 実際,アラクサラの L3 スイッチなどにおいて省電力モードにおいて ASIC の動作周波数の低減するという方法がとられている. これによって 10% ~ 20% の省電力化が実現されるという [Ala 08].
参考文献
- [Ala 08] “グリーンITに向けた省電力技術への取り組み”, Interop Tokyo 2008 ブースセミナー資料, アラクサラネットワークス株式会社, 2008.