2025年における日本国内での IT 機 器の消費電力は現在比 5.2 倍になるとの試算されています. このため,IT 設備自体の消費エネルギーの低減が求められています. この IT 設備自体 の省エネは Green of IT と呼ばれることがあります. Green of IT では IT の持つ利便性を損なわず省エネを実現する技術開発が重要になります. [Ala 08]
「情報化社会の発展によりネットワーク上を流れるトラフィックの量が急増すると経 済産業省では予測しています. [中略] 2006 年に対して 2025 年の国内のトラフィック量は約 190 倍になると予測され,このトラフィックを処理す るネットワーク機器は 2006 年に対して 13 倍の電力量が必要で,総発電量の 10% 近くにもなると予測されております. 動画をインターネットで見ることが普及し,高精細の画像を見ることが当たり前になると,この大幅な帯域増の予測は決して大げさなものではありません.」 [Ala 08]
- トラフィックの急増予測
- 637 Gbps@2006年 → 121.0 Tbps@2025年 (国内)
- ネットワーク機器電力量も急増予測
- 80 億kWh@2006年 → 1033億kWh@2025年 (国内)
参考文献
- [Ala 08] “グリーンITに向けた省電力技術への取り組み”, Interop Tokyo 2008 ブースセミナー資料, アラクサラネットワークス株式会社, 2008.