シミュレータの例題として,ループをつくるとうまく通信できないという例をあげていた. しかし,その例題をちゃんとテストしていなかった. 学生がそれをためしてみて,あまりうまくうごかないことがわかった.
学生がためした例題をすこしかえてためしてみた. 最初はスイッチでパケットが増殖する. 実際におこるとおりだ. ところが,すぐに端末 (PC) に 1 秒 1 個ずつしかパケットがとどかなくなる. 限界に達するとふるまいがかわるのはしかたがない. 実際のネットワークでも理論どおりにパケットがどんどん増殖していくわけではない. しかし,このシミュレータの動作はあまりにハードウェアとはちがっている. 原因をさぐる必要がある.
2015-6-21 追記: なにがおこっているのかをしらべてみた. パケットが増殖するとソケット・エラーが多発する. 端末でエラーを表示させるようにプログラムを改訂すると,最初はエラーを多数表示するが,そのうちそれが表示されなくなる. つまり,スイッチでエラーがおこってうまく処理できなくなり,端末は 1 秒に 1 個ずつしかパケットをうけとることができなくなるようだ. とりあえずプログラムはいまのままにしておくことにした.
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