工学院大学での遠隔での試験の答案用紙を Google spreadsheet でつくった. スプレッドシートをつかうことにはいくつかの利点があった. 来年度は紙での試験にもどる可能性がたかいが,教室での試験にもスプレッドシートがつかえれば利点があるとかんがえられる.
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遠隔で試験をするとき Google Classroom をつかえば比較的容易にできるのだろうが,それがつかえないので Google Spreadsheet の答案用紙を 1 人ずつつくって配布する際に,そのリンクを CoursePower をつかって知らせようとした. ところが,CoursePower にはそのためにうまくつかえるしかけがないようだ.
工学院大学で担当している遠隔授業で,ふだんの授業内の小演習やアンケートには Google form を使用している. しかし,Google form は学生がこたえた内容を集計するには便利だが,いろいろ制約がある. そのため,試験には Google spreadsheet をつかうことにした.
工学院大学で「インターネット論」を担当しているが,今年はすべてを遠隔授業として,試験もオンライン・リアルタイムでおこなうことにした. 通常の授業でも G Suite (Goodle Workspace) をどうつかえばうまく授業ができるかが課題になったが,試験のやりかたにもくふうが必要だ. 試験中に学生の様子が把握できるようにするために Google スプレッドシートを使用する方法をくふうしたので,それについて書く. 試験がおわってから必要な記述を訂正した (2021-1-9).
試験の答案は学生に通常は返却しない. 答案は大学から 5 年間の保管を義務づけられているということだ. コピーをとって原本ないしコピーのほうを返却する可能性はあるが,その方法もくふうしないと返却できない. 昨年は返却しなかったが,コピーのとりかたなどかんがえていなかったから,今年も返却するのは困難だろう. 来年はくふうして返却をこころみることもかんがえられる.
日本の大学生は概しておとなしいのだが,今回は試験の終了直前および直後に 2 人から 「抗議」 をうけた. その主要な内容は試験の問題文に不適切な点があるということだが,それだけでなく,この講義のポリシーに関する部分もある. ネットワーク屋の常識にあわない部分については,来年度はより慎重なあつかいが必要だろう. しかし,ゆずれない点もある.