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情報の選択と整理:あふれる情報

人間のかぎられた能力

人間が外部からとりこんだり,外部にとりだしたりする,つまり入出力することができる情報はかぎられている. したがって,世界中にあふれている情報をひとりの人間がすべてとりこむのは不可能である. よりおおくの情報をやりとりするためには,人間が生来もっている能力をよりよくいかすことが必要である.

Card は人間の情報処理モデルを提唱しているが,それによれば,人間の情報処理はつぎの 3 つのステップでおこなわれる.

知覚 (入力) → 認知 (記憶・処理) → 行動 (出力)

これはコンピュータやロボットのモデルとおなじである. ただし,コンピュータは情報を出力するだけだが,ロボットは人間と同様に行動することができる.

人間の知覚能力はおもに感覚機能すなわち五感による. それらは,視覚,聴覚,嗅覚,味覚,触覚 の 5 つである.

また,認知能力についていうと,ほとんどの記憶・処理は脳でおこなわれる.

さらに,情報出力に関する能力としてはつぎのようなものがある. まず,人間は声によってことばを出力する. また,図,文字 (ことば) を手書きで出力することもできる. もちろん,手書きのかわりに,熟練すれば手書きより高速なタイプ (タイピング) という手段をつかうこともできる.

これらのかぎられた知覚,認知,行動の各能力をもっといかすには,どうすればよいだろうか?

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2007-12-08 13:58 に投稿されたエントリーのページです。

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