金田 泰, 情報処理学会プログラミング言語研究会, PL-87-12, 1987.
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要旨:
ベクトル計算機 (スーパ・コンピュータ) による論理型言語プログラムの
高速実行方式の研究の一部として,OR ベクトル実行方式 (一種の OR 並列実行
方式) の研究をおこなっている. OR ベクトル実行方式にはマスク演算方式,
インデクス方式,圧縮方式の 3 種類があるが,これらをそれぞれ詳細化し,
N クウィーン問題をとくプログラムに適用した. すなわち,原始プログラム
を論理型言語による中間語にプログラム変換したのち Fortran と Pascal とに
ハンド・コンパイルし,日立 S-810 による実行性能を測定した. その結果,
どの方式でも 8 クウィーン全解探索の時間は 20 ms 弱,大型汎用計算機の
8 ~ 9 倍の性能であり,ベクトル計算機における各実行方式の有望性が
確認できた.
研究テーマ紹介: 論理 / 記号 ベクトル処理