金田 泰, 菅谷 正弘, 情報処理学会論文誌, Vol. 30, No. 7, pp. 856-868, 1989.
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[ PDF 版論文へのいりぐち (IPSJ) ]
要旨: この論文では,ベクトル計算機を使用してリスト処理を高速に 実行するための基本戦略を提案する. この戦略は,Fortran プログラムのベクトル化技法の拡張と考えることができる 「くりかえし構造の交換」 と 「くりかえし構造の一重化」 というプログラム変換技法にもとづいている. 変換結果の プログラムにおいては,複数のリストを要素とするベクトルを 使用する. それらに関する操作をベクトル計算機のリスト・ ベクトル処理機能や数列生成機能などを用いて実現する. 上記の戦略をエイト・クウィーン問題の Prolog プログラムに 適用し,ベクトル計算機 S-810 においてスカラ処理の約 9 倍の実行速度をえた.
研究テーマ紹介: 論理 / 記号 ベクトル処理