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確率過程としての計算 -- 計算過程のマクロ・モデルの必要性とその例 --

金田 泰, 電子情報通信学会コンピューテーション研究会 / ソフトウェアサイエンス研究会, COMP92-93, SS92-40, pp. 1-10, 1993, IEICE により出版.

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要旨: 複雑な記号処理をおこなう計算システムは,プログラムを静的に理解することによっ て,あるいはミクロな動作を追っていくことによってそのふるまいを理解することは できない. したがって,それを理解するには計算過程をマクロにみるモデルが必要で ある. 計算過程のマクロ・モデルはまた,計算の自動制御や自己組織的計算の実現の ためにも必要だとかんがえられる. この報告では計算過程のマクロな理論に関する基 礎検討をおこない,確率過程論にもとづくモデル化を提案する. そして,そのひとつ の例として,ミクロ・モデルとしての 化学的キャスティング・モデル (CCM) に対応するマクロ・モデルとしてマルコフ連鎖モデルをしめし,それにもとづいて CCM にもとづくエイト・クウィーン問題の計算過程を分析する. この理論はミクロ・モデル における記号計算とマクロ・モデルにおけるパタン計算との一種の融合をはかってい るということができる.

研究テーマ紹介: CCM: 化学的計算のモデル

キーワード: CCM, 創発的計算, ランダム化計算, ランダム化問題解決, ランダマイズド計算, ランダマイズド問題解決, 規則ベース計算, 規則ベース問題解決, ルールベース計算, ルールベース問題解決, 局所情報, 局所的計算, 確率過程, 自己組織化, ミクロ・モデル, ミクロモデル, 記号計算, マクロ・モデル, パタン計算, マクロモデル, 自己組織化

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1993-03-01 00:00に投稿されたエントリーのページです。

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