金田 泰, 情報処理学会第 47 回全国大会, pp. 1-99-100, 1993.10, IPSJ により出版.
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要旨: 報告者は局所的部分的な情報にもとづく自己組織的な計算をめざして, 化学的キャスティング・モデル (CCM) という計算モデルを提案している. CCM は化学反応系 とのアナロジーをつかい,プロダクション・システムにもとづく計算モデルであ る.CCM の特徴は,適用対象データに関する局所的な評価関数によってプロダク ション規則の適用が制御される,非決定的あるいは確率的に動作する,手続き的な 解法よりはるかに単純なプログラムで問題がとけるなどである. これまでに N ク ウィーン問題,彩色問題,巡回セールスマン問題などへの CCM の適用を試行した が,ここではそれを拡張して 0-1 整数計画問題に適用した結果を報告する.
P.S. より具体的にいうと,ここでおこなった CCM の拡張とは,シミュレーテッ ド・アニーリングとプロダクション規則の合成 (いずれも局所最大点におちいるの をふせぐための方法) である.
研究テーマ紹介: CCM: 化学的計算のモデル