金田 泰, 情報処理学会記号処理研究会, 94-SYM-75-5, pp. 31-38, 1994, IPSJ により出版.
[ English page ]
[ 論文 PDF ファイル ] [ 論文 ポストスクリプト・ファイル (印刷低速 !) ]
[ OHP ポストスクリプト・ファイル: スライド, ハンドアウト ]
[ OHP PDF ファイル: スライド, ハンドアウト ]
[ Java による魔方陣のデモ (SOOC とは無関係です) ]
要旨: たえず変化する環境に対してひらかれた創発的計算にもとづく問題解決法の確立をめざして, 著者は CCM という計算モデルを提案している. CCM は局所的な情報だけで計算される評価 関数をともなう,ランダムに動作する一種のプロダクション・システムである. その実験を おこなうために計算言語 SOOC-94 とその処理系を開発し使用している. ここでは SOOC-94 の特徴と逐次計算機の Lisp 上の実装について,魔方陣の問題を例として説明する. この言語 の特徴としては,規則適用時に評価関数の自動計算や局所的な自動バックトラックをするこ と,規則の両辺におけるパタンの構文がほぼ統一されていること,規則の適用順序に関する 2 種類のスケジューリング戦略とくにランダム戦略の存在,データ (構造体) の要素と して複数の同名の要素の存在をゆるしていることなどがある.
研究テーマ紹介: CCM: 化学的計算のモデル