From: hiroshi@teine.chem2.hokudai.ac.jp (Hiroshi Murakami) Newsgroups: fj.net.phones,fj.net.isdn Subject: Flat charge phone bill [NTT] Date: 7 Jun 1995 20:36:44 GMT Organization: Hokkaido Univ., Sapporo, Japan. NNTP-Posting-Host: teine.chem2.hokudai.ac.jp | | 定 額 料 金 制 を 導 入 | N T T, マ ル チ メ デ ィ ア 戦 略 転 換 | まず,パソコン通信 | 深 夜 ・ 早 朝、 月 決 め | | 日本電信電話(NTT)は7日、定額料金制の導入を柱とするマルチメディア構想の | 具体策を発表した。今年八月ごろからパソコン通信用として一般電話回線での | 定額制を実施するなど、いくら使っても料金が変わらない制度を順次導入する。 | また利用量や距離に関係なく定額で使えるコンピューター通信用の新ネット | ワークも97年度から稼働させる。時間に比例して負担が増すこれまでの料金体系を | NTTが方向転換することで、マルチメディアサービス普及に向けた「料金インフラ」 | が整うことになる。定額料金制の当初の導入対象は、一般の電話回線とISDN | (総合デジタル通信網)回線。通信量が少ない午後11時から午前8時までを対象に、 | パソコン通信の利用に限り市内と隣接区域への通信を月決めの定額料金で利用 | できる。電話回線で先行実施し、来年2月ごろISDNでも導入する。いずれも全国 | が対象。料金は電話が月二千円から三千円程度、ISDNは月一万円強となる見込み。 | 新たに構築するマルチメディア通信用のネットワークは、「オープン・コンピュー | ター・ネットワーク」(仮称)で、高価な交換機を経由せず安価なルーターと呼ぶ | 接続装置を使って端末やパソコンをつなぐ廉価型のネットワーク。電話回線では | ネットワーク両端の電話機が同時につながるが、新ネットワークは必ずしも同時 | とならず、その分コストが安く 定額料金の導入が可能となる。新ネットワーク | では電子メールやデータベースの利用などを想定しているが、96年度末まで実施 | するマルチメディア通信実験で開発された新サービスを実用化する際の「受け皿 | 回線」となる。新ネットワークは、電話など既存のネットワークとは独立した | ものだが、光ファイバー回線などの設備は可能な限り共用する方針だ。またNTTは | マルチメディアの推進体制を強化するため、94年2月に発足したマルチメディア | 推進室など関連部署を統合し、七月から「マルチメディア推進本部」を発足させる。 | 現在五百人程度の関連スタッフを一年後に千人程度まで増強、数年内に二千から | 三千人の人員を同本部へ配置する考え。マルチメディアに対応した通信料金に | ついてNTTは、利用しやすい安価な料金体系にするため、料金算定の前提となる | 投資回収期間(現行五年)を延長することを郵政省に働きかける. | (日本経済新聞6/8 13版11面記事より、解説を省く) | | NTT が導入予定の主な定額料金 | |導入時期| 内容 | +-----------------+--------+----------------------+ | | 電話 | 95年度 | パソコン通信用に深夜 | | | | | 早朝時間帯に導入,料 | | | | | 金は2000〜3000円程度 | | | ISDN | 95年度 | 同上,料金は1万円強 | | | フレームリレー| 96年度 | インターネット接続用 | | | | | などに別体系で | | | セルリレー | 97年度 | 同上 | | | オープン・コン| 97年度 | 交換機を使わない新 | | | ピューターネッ| | ネットワークで,完全な| | | トワーク | | 定額制 | | +-----------------+--------+----------------------+ | 電話代が安くなればうれしいな. 電話代が安くなればうれしいな.