工学院大学で学生につかってもらうことを第一の目的として Python で Ethernet シミュレータをつくった. このプログラムは public domain としている.
よのなかには Ethernet を正確にシミュレートするプログラムはあるが,概略動作をみせるための教育的なシミュレータがみつけられなかったので,自分でつくることにした. このシミュレータではコマンド・ウィンドウを複数ひらいて,それぞれでスイッチや端末をシミュレートするプログラムをはしらせることができる. さぼったプログラムなのでボート番号が制約されたりはするが,Ethernet のおよその動作をみせることができる.
使用法はシミュレータの zip ファイルのなかにある readme に書いてある. また,かんたんな使用例をここにのせている. Python (3) で書いてあるから,Windows でも Linux でも,Macintosh でも動作させることができる. Python 2 でも動作するが,コメントにしたがって一部プログラムをかきかえる必要がある.
このシミュレータに関する論文もある. また,このプログラムをつくったいきさつなどについては 「講義のブログに書いている.