リアルタイム用途にもつかえた Perl による疑似リングバッファ
つぎつぎと入力されてくるデータを固定長の配列をつかってバッファリングするとき,たとえば VoIP (Voice over IP) の音声を入力するプログラムにおいて,リングバッファというデータ構造がよくつかわれる. リングバッファをきちんとつくるのがめんどうだったので,Perl をつかって,常にあたらしい要素を配列の末尾に追加する “疑似リングバッファ” による VoIP のプログラムをつくった. これでリアルタイムにちゃんと動作するのかどうか不安だったが,「Perl によるリアルタイム音声処理 ― voiscape 3D 化プログラムの奇跡」 にも書いたようにうまく動作したので,ここではこの “疑似リングバッファ” について書いてみる.