この本は全体としてはあまり冷静ですじみちたてた議論をしているとはいえないので,得るところはすくない. しかし,森前首相の 「神の国」 発言をあつかった部分 (p. 106-110) ではこの発言を冷静に分析していて,「「神の国」発言が,今日の 「愛国心」 教育や,『心のノート』や,教育基本法 「改正」 の動きを導く一つの理念なのではないかと思うのです」 という,この本の核心につながる結論にも納得させられた.
評価: ★★★☆☆
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注記: 作成日付として BK1 の 書評に投稿した日付をつけています. Amazon.co.jp の 書評 に投稿しています.
キーワード: 森喜朗, 神の国, 愛国心教育, 教育基本法改正