憲法第 9 条についてかんがえるとき,日本の周辺国の状況やアメリカとの関係など,かんがえるべきことはおおい. ところが,この本の著者たちはそういうことをいっさいかんがえずに,ほとんど空理空論だけで憲法第 9 条を論じている. この本がよく売れているときくと,危険を感じざるをえない.
しかし,この本を批判的に反面教師として読むことができれば,得るところはあるのではないかとおもう. つまり,この本の問題点は湾岸戦争以前に日本がおちいっていた問題点だとおもえるからだ. とはいえ,おおくの読者にとってはそういう読み方をするのはむずかしいのではないだろうか.
評価: ★★★☆☆
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キーワード: 憲法第九条, 憲法第9条, 憲法9条