夕食時には,ほかの種類の酒をのまないときは,たいていビールをひとカンのんでいます. ビールは基本的には,ひやしません. 日本ではビールを 10°以下にひやすことがおおいのですが,そんなにひえたビールをのむ気がしません.
ビールのかおりはすくなくとも 10°以上でなければわからないとおもいます. ビールの本場といえばドイツですが,ドイツではビールはひやしません. 夏に戸外で行事をやっているような場所で注文すると,樽からビールをそそいで,一生懸命あわを捨てているところがみられます. それでも日本のビールは夏にはすこしひやさないと,あわがたちすぎるし,まずいようにおもわれます. ドイツ産の “芳醇物語” というビールは,ユーロ高のなかでも日本のビールよりはやすいのですが,日本のビールとちがって (?!) この季節でもひやさずにおいしくのめるようにおもいます.
いまは季節をとわず,たいてい 1 回に 330 ~ 350 ml ひとカンだけのんでいます. ひとむかしまえまでは,とくに夏には,500 ml のカンや大ビンをあけることがおおかったのですが,最近ではカロリーのとりすぎ,アルコールのとりすぎをおさえるために,夏でもだいたいひとカンにしています. 日本ではビールひとカンで満足しないひとがおおいのですが,アメリカのレストランで 2 本めのビールを注文したら,となりの (無関係な) ひとから 「ビールがすきなんだなー」 (ただし英語) といわれたことがあります. 食事とともにのむ飲みものとしては,ひとカンあるいはひとビンでたいていたりるということでしょう.
最近はビールに復活のきざしがみられますが,昨年までは発泡酒や “第 3 のビール” が全盛でした. 私もいくつかためしましたが,おいしいとおもったことは一度もありません. 最近では,新製品がでても,のんでみようという気はほとんどなくなりました. 税金をよけいにはらっても,ビールのほうがずっとよいとおもっています.
ビールのなかでもスーパードライはあまりのみません. たしかに,スーパードライをまねてつくった他のドライビールにくらべると “コクがある” のですが,(キリンのビールとはとてもおもえない The Gold をのぞく) キリンビールとくらべるとものたりません. やはり,もっとビールらしいビールのほうがいい.
追記
プレミアム・モルツをやすうりしている店があったので 2 箱買いました.
(ただの) モルツはちょっとものたりないのですが,まえにためしたとき,プレミアム・モルツはけっこういいとおもしました.
しかし,ひやさずにのむと,あわがたちすぎることはないものの,あまり,かおりがひきたたない.
これではただのモルツとあまりかわりません.
まだのこっている芳醇物語とあわせて,ひやして,のみくらべてみようとおもいます.
さらに追記
そういうわけで,今度はプレミアム・モルツを冷蔵庫にいれてひやしてから,のんでみました.
しかし,ちっともうまくない.
しばらく時間がたって,温度があがってくると,かおりがよくなってきました.
おいしくのむには,ワイン以上に温度管理が重要なようですね.