最近,一眼レフのデジカメがけっこう売れているようです. しかし,これは私にはナンセンスな製品だとしかおもえません. フィルム・カメラ時代には,あまり頻繁にはつかいませんでしたがミノルタの一眼レフ α-5000 をつかってきました (いまでもつかえる状態にあります) が,一眼レフのデジカメを買うつもりはまったくありません.
フィルム・カメラにおいては,意図したとおりに写真がとれるかどうかをできるだけ正確にたしかめるには一眼レフがぜひ必要でした. しかし,デジカメにおいては,解像度がひくいという問題があるにしても,ディスプレイにうつされた画像が,たしかめるべき画像です. デジタル化されてメモリに格納された画像にもっともちかいのは,一眼レフによって光学的にえられた画像ではなく,ディスプレイに表示された画像のはずです. ほとんどのデジカメで,とった写真はすぐにディスプレイでたしかめることができます.
私自身,これまでつかってきたオリンパス D-460 Zoom,リコー Caplio G3 で写真をとるときには,ディスプレイをみながらうつすよりは,ファインダーをのぞきながらうつすことがおおかったのですが,それはあかるいところではディスプレイがよくみえないからというのが最大の理由でした. 最近買った Caplio R5 にはファインダーがついていません. ディスプレイがおおきく,あかるくなったので,ファインダーは不要になったということでしょう. ディスプレイをみながらうつす,それがデジカメの本来のすがたであり,一眼レフはナンセンスだとおもいます.