シャワートイレといえば東陶 (TOTO) のウォシュレットが最初の製品であり,いまでも有名です. しかし,わが家では 1988 年に家をたてるときにジーエルホームというゼネコンをつかったために,そこでわりびきしていた INAX (イナックス) のをつかうことになりました. わが家にはトイレが 2 つありますが,このときとりつけたのはそのうちのひとつだけです. もうひとつには,やっと昨年,松下の 2 万円台のをつけました. これは乾燥機能がない機種ですが,節電のために人感センサーがついています.
INAX のほうは,わりびきしたとはいっても,1988 年当時は高価でした. 便器本体をべつにしても 10 万円をこえていました. 便器は 10 万円しませんでしたから,それよりたかかったということです. このシャワートイレには着座センサーがついていません. TOTO の特許をさけるため (?),この機種では手動でレバーを回転させるとノズルがあらわれて,スイッチがはいって放水するというしくみになっています. レバーの位置によって,おしりにあてたり,ビデ (チャーム) になったりします. レバーの位置をかえることで,ある程度はあてる位置をかえることもできます. 一度故障して冷水がでるようになったことがありますが,それ以外にとくに問題がおこったことはありません. 松下のものにくらべると常にヒーターがはいっているため,あたらしいものにかえたほうがよいのではないかともおもっているのですが,家族のなかにこのほうがよいという意見もあるので,まだそのままにしています.
着座センサーがないのでトイレに水をまきちらす危険もありますが,そういうことはめったにはおこりません. この機会にためしに水をだしてみたところ,みごと,水は天井までとどきました.
松下のビューティ・トワレは人感センサーがはたらいたときだけヒーターがはいるようになっていて,しかもトイレにひとがはいってからほんの数秒で便座があたたまるように設計されています. よくできていると感心します. 乾燥機能があるものを買うつもりで,まちがえてこの機種を買ってしまいました. ただし,私自身は INAX のをつかうときも乾燥機能をつかっていません.
これは Web でしらべて Web で工事ぬきで発注したのですが,はたして水もりしないように自分で工事できるかどうかが不安でした. むかしは水道工事というと,一生懸命ねじをしめて,それでも,しめかたがわるいと水がもるありさまでしたが,最近のおおくの器具ではねじなしでかんたんに水もりのないとりつけができます. このシャワートイレも,おもったよりはるかに容易に工事ができました. いささかめんどうなのは,シャワートイレ本体とリモコン,人感センサーをそれぞれべつの場所にとりつけなければならないことです. リモコンは手のとどく,あつかいやすい場所にとりつけます. また,人感センサーはトイレにひとがいればどこにいても検知できるような場所にとりつける必要があります. とりつけを容易にするため,リモコンとセンサーは本体と無線で通信するようになっていて,電源は電池です. 電池を交換しなければならないことが,ややめんどうですが,もちろんそれほど頻繁におこることではありません.
INAX のは操作部を便器の横につけるようになっているため,いろいろとじゃまになります. とくに検診のために採便するときはこまります. それに対して松下のは横はすっきりしています. そのかわり,おしりにあたる部分がもりあがっていて,ややきゅうくつになっています.
コメント (2)
どうも はじめまして
わたしも カナダに住んでますが、日本製のウォシュレット ここで つかっても 大丈夫なんですかね?
投稿者: emikomac | 2009年10月12日 13:28
日時: 2009-10-12 13:28
emikomac さん,
私は日本に住んでいるもので,日本製のシャワートイレがカナダでうまくつかえるのかどうか,わかりません.日本からとりよせられるのなら,そのメーカーにきいてみればよいのではないでしょうか.
投稿者: Kanada (金田) | 2009年10月13日 00:29
日時: 2009-10-13 00:29