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書評:メディア・アート・イベント・エンターテイメント, メディア・アート・イベント・エンターテイメント:写真・ビデオ・映画・テレビ, 言語・コミュニケーションとネットワーキング:放送

「デジタル・コンバージェンス」 の名のもとに著者がめざす退屈な未来 ― 齋藤 茂樹 著 「デジタル・コンバージェンスの衝撃 ― 通信と放送の融合で何が変わるのか」

著者は,「デジタル・コンバージェンス」 つまり通信と放送の融合でもたらされる中心的なサービスはオンデマンド・テレビつまり VOD (Video On Demand) だという. 通信や放送によって現在でもリアルタイムの会話やイベントの共体験や,その他さまざまなことができる. 仮想現実 (virtual reality) の技術も発展してきている. それにもかかわらず,そういうこととは関係なく,「貸しビデオ屋から DVD を借りてきたり,YouTube でビデオを見たりするのと本質的にかわらないことしかできないのだとしたら,通信と放送の融合にどれだけの意味があるというのだろうか. 「衝撃」 どころか,退屈でしかたがない.

評価: ★★☆☆☆

関連リンク: デジタル・コンバージェンスの衝撃@ [bk1]デジタル・コンバージェンスの衝撃@Amazon.co.jp

注記: BK1書評Amazon.co.jp書評 に投稿しています.

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