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疑似同期型アーキテクチャ ― 濱野智史による 「ニコニコ動画」 の分類

濱野 智史 は 「情報環境研究ノート」 というブログのなかでニコニコ動画を 「疑似同期型メディア」 とよんでいます. 通常 「同期型メディア」 とよばれているメディア (濱野は 「真性同期型メディア」 とよんでいます) はリアルタイムであり共体験性 (臨場感・一体感 (?)) がありますが,ニコニコ動画にはライブ感やリアルタイム感があり,時刻がずれていても体験を共有することができるというのです (第 3 回 「Twitter」 と 「ニコニコ動画」 の共通点 (2)).

濱野はまた,「「真性同期型」 のコミュニケーションは,「非同期型」 に比べて参加する際のコストが高く付いてしまうという性質を持つからです. それゆえ IM やチャット等の 「真性同期型アーキテクチャ」 は,同時最大で十数人程度をカバーする,「プライベートな」 通信手段として利用されるに留まっていました.」 (第9回《Twitter/ニコニコ動画編》 まとめと結論) と書き,また「疑似同期型メディア」 の 「真性同期型メディア」 に対する利点を 「真性同期型」 コミュニケーションにおいて発生する [運用コストや機会コストなどの] コストを,「擬似同期型」 のそれは削減することができるというメリットを持っています.」 と書いています (第 5 回 「疑似同期型アーキテクチャ」 と 「真性同期型アーキテクチャ」 ).

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