電車から駅におりたときなど,出口につながる階段とエスカレーターとがならんでいると,階段はあいているのにエスカレーターにはながい列ができていることがしばしばです. なぜこうまでしてエスカレーターにのりたがるのでしょうか? わたしには理解できません. しかも,エスカレーターをあるくことは危険で禁止されているということなのです (2007-10-31 追記).
私はエスカレーターがあいていれば階段よりエスカレーターをえらびますが,それ以外のときはたいてい,階段をえらびます. もうわかくはありませんが,20 段くらいの階段をのぼっても,つかれることはありません. それなのに,もっとわかいひとたちがエスカレーターめがけて,あるいていきます. 私が階段にいこうとすると,それと逆むきにあるいているひとたちにさえぎられることもあります. どうして,とおまわりしてまでもエスカレーターにのりたがるのでしょうか? 私自身は,エスカレーターより階段のほうがとおくにあるばあいでも,列にならばずにすすめるなら,そちらをえらぶこともあります. (写真は http://blog.livedoor.jp/daisuke_kinoshita/archives/50813654.html から借用・加工しました.)
しかも,もっとおどろくべきことは,のぼりだけでなく,くだりのエスカレーターのまえにまで列ができることです. のぼりの階段はそれなりにエネルギーをつかいますが,くだりなら,高齢者ならともかく,わかいひとがエスカレーターをつかう理由はまったくわかりません.
いま Google でこの話題を論じているページがないか,さがしてみましたが,すぐにはみつかりませんでした. 「エスカレーター」 をキーワードとしてひくと,エスカレーターの右側をあるいてのぼることがしばしば話題としてとりあげられています. しかし,「階段」 というキーワードをかさねてみても,階段よりエスカレーターをえらぶ,あるいはその逆のことに関する話題はあまりとりあげられていないようです. なぜ話題になっていないのでしょうか? 私にはよくわからないことだらけです.
だれか,おしえてください.
追記 (2007-10-31):
きょうの NHK の番組 「クローズアップ現代」 ではエスカレーターをあるくことの危険がとりあげられていました.
エスカレーターのうえをあるくことは禁止されている,にもかかわらず,関東では,あるくひとのためにエスカレーターの右側をあける習慣になっている,そのために,こどもを左端によせるようになり,それがエスカレーターのはしにあしをまきこまれる原因になる,あるいは高齢者がぶつかられてたおれる原因になるということです.
これはエスカレーターの設計にも起因する問題ですが,上記の話題とむすびつけるならば,たとえエスカレーターの右側があいていても,エスカレーターより階段をえらぶべきだということになるでしょう.