「フルトヴェングラーによるモーツァルトのピアノ協奏曲 20 番と田園交響曲」 という項目に書いたのとおなじ “Great Conductors” という 10 枚組の CD のなかにアンチェル指揮によるスメタナ 「売られた花嫁」 序曲,ドボルザーク 「新世界から」,ムソルグスキー 「展覧会の絵」 の 3 曲がはいった CD があります. アンチェル - チェコフィル によるスメタナとドボルザークというのは魅力的なくみあわせですが,その期待にこたえてくれます.
録音は 1958 年ということですが,それにしてはかなりよい. おくゆきもありますが,これはリミックス時につけたのでしょう. 残響を付加してもあまりドロドロした音になっていないのは,もともとはかなりデッドな音だったということでしょうか? ライブなので咳などのノイズははいりますが,それをのぞけば,満足すべき演奏と録音ということができます.
キーワード: Karel Anĉerl, Czech Philharmonic Orchestra, Dvořák, Smetana, 交響曲第9番