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B 級指向 ― 表示やブランドより自分の感覚を重視すること

私は B 級グルメを自認してきました (実はグルメであるかどうかもうたがわしいのですが…). 自分でよく確認できない料理の味やみかけのちがいのためにカネをよけいにはらうことは,基本的にはありません. つまり,明確な理由がないかぎりはより低価格のものを買うということです. それは料理に対してだけでなく,ファッションやオーディオや,その他もろもろのものに対してもおなじです.

最近,食品の不当表示の問題がマスコミをにぎわせています. 安全にかかわる問題もありますが,おおくは内容や製造法と表示との不一致に関するものです. ミートホープはいろいろな肉やその他のものを混合したものに対して 「牛肉 100%」 の表示をしていました. また,最近は 「地鶏」 と表示しているのにブロイラーをつかっていた,あるいは 「地鶏」 と表示すべきでない飼育法をつかっていたという問題もつぎつぎに発覚しています. ミートホープに関しては 「牛肉 100%」 のものと味におおきな差がなかったためになかなか発覚しなかったのでしょうし,「地鶏」 問題に関しては,ばあいによるとプロでもブロイラーとの差がわからないということでした.

これらの問題は,味の差ではなく表示の差にカネをはらっていたから,これだけ問題になっているのでしょう. 消費者が味の差でえらんでいれば,これほどおおきな問題にはならなかったのではないでしょうか? 私自身は表示をそれほど重視していません. はじめて買う商品に関しては表示にたよらざるをえませんが,いったんたべれば味の差がわかるので,そちらのほうを信じます. 安全かどうかは味からはかならずしもわかりませんが,それをのぞけば自分の感覚を信じます.

ファッションに関していうと,にせブランドをにせものと知りながら買っているひともいて,ブランド・メーカーにとってはそれもおおきな問題です. しかし,にせブランド問題のおおくは,上記の食品のばあいと同様に,差がわからないのにブランド品だというだけでよけいにカネをはらうひとがいるからおこっているわけです. 私自身は基本的にブランド品は買いません. ブランド・メーカーはたかい品質をたもつことに注力しているでしょうからブランドを否定するわけではありませんが,(自慢するわけではありませんが :-) 私には差がわからないので安価なものを選択します. 衣服でもバッグでも時計でも,もっとほかのものでも,そうです.

それからもうひとつ,エコロジー商品と称して高額なものを販売しているばあいがありますが,このような商品も基本的に買いません. ほんとうにエコロジー性が確認できれば買ってもよいとおもいますが,明確な情報がえられなければ,価格がたかいものはよけいにエネルギーをつかっている可能性がたかいとかんがえているので,買いません.

キーワード: B級グルメ, ビー級グルメ

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