20 年くらいまえには,外国人から話しかけられるとにげてしまうというひとがけっこういました. いまではそういうひとはすくなくなっているとおもいますが,観光客にはぜひ親切にするとよいとおもいます.
これからは観光客にはぜひ親切にしようとつよくおもったのは,私自身が海外旅行をしたとき,とくにバンコクにいたときです. まちをあるいていると,いろいろ気にかけてくれるひとがいて,自分もそうあるべきだとおもいました. それについては 「徒歩による海外旅行のたのしみとリスク ― バンコク編 ―」 に書きました. 旅行や出張で海外にいっているときに親切にしてもらったおもいでは,ほかにもいろいろあります. 比較的最近では,学会でいったアイルランドのまち Limerick (リムリック) で,“May I help you?” とこえをかけられました. そのときはとくにこまっていたわけではなかったのですが…
しかし,親切にするべきだとおもう理由はもうひとつあります. 日本にくる旅行者はまだすくないのですが,価格破壊と円安とで,だいぶ旅行はしやすくなっているはずです. もっと日本にきてもらって,日本をもっと理解してもらう,また日本にお金をおとしてもらうことが,文化・経済その他いろいろな面でよいことだとおもいます. そのためには,旅行者がより快適にすごすことができ,満足できるように気をつかう必要があります. (写真はこの話題ととくに関係はありませんが,東京のなかでは外国人がよくいく浅草雷門です.)
ところで,きょう国分寺で自動販売機のまえにたっている外国人 (インド人?) から 「すみません」 と声をかけられました. 私は Yes? とこたえました. 「あったか~い」 という日本語がよめないので,どののみものが hot なのかがわからなかったということです. 「赤が hot」 だとおしえてあげましたが,もうひとこと話したほうが親切だったかもしれません.