1990 年代のはじめに夫婦でヨーロッパ縦断旅行をしました. 日本からウィーンにはいり,ザルツブルクをとおって,ドイツをとおりながらスイスを横断し,パリまでいきました. ヨーロッパを旅するには宿の予約はいらないと書いた本があったので,それを信じて宿の予約をとらずにいって,右往左往したことが何回かあり,それ以来,旅行するときは国内でも海外でもかならず宿を予約してからいくようになりました.
ウィーンには深夜に到着しましたが,適当な価格範囲のホテルはみつかりませんでした. とりあえずは予定よりややたかいホテルにとまって,翌日もっと安価なペンションをみつけて,うつりました.
ザルツブルクにはひるまに到着しましたが,それでも案内所でペンションをさがすのに時間がかかったと記憶しています. しかし,このときはけっこうよいところがみつかりました. バルカン半島出身者がやっているペンションであり,レストランをかねていましたが,そのレストランのバルカン料理はおいしかった. ヨーロッパでは料理は南のほうがおいしいとおもいます.
その後はホテルをとるのにとくに問題はなかったとおもいますが,かならずしもコスト・パフォーマンスがよくないホテルもありました. バグダッドにホテルの予約もせずにいって誘拐されてころされたひとがいましたが,それほど危険な場所でなくても,危機管理という点からは宿は予約してからいくべきでしょう.