いくつかの項目で速読のことを書きました (「速読のための訓練」,「「光の読書」 としての速読」). しかし,いつでもおもったように速読できるわけではありません. それどころか,文を何度くりかえし読んでも頭にはいってこないときというのもあります. そういうときは読書をあきらめるにかぎります.
文を何度くりかえし読んでもだめなときとして,どうしてもなにかほかのことをかんがえてしまうときがあります. 一方,とくになにかほかのことに注意をひかれているわけではないのに,よめなくなってしまうこともあります. ほかのことをかんがえてしまうときには,それがせっぱつまったことでなければ,読書に集中するようにすることもできるかもしれません. しかし,ほかに気になることがあるのなら,そちらをかんがえたほうがよいかもしれません. 結局,こういうときには読書をやめたほうがよいことがおおいということです. 原因がわからないばあいもありますが,原因不明ならば対策もわからないので,やはり読書をあきらめざるをえません. 無理に読んでも結局ただ字づらを追うだけで読んではいないので,無意味です.
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