きのうの夕食のメインはほねつきのラム肉でした. これに Tortoise Creek というメルロー 70% カベルネ 30% というフルボディの赤ワインをあわせました. 肉は特別のあじつけやタレを必要とせず,ワインも安価なのにとてもよい. 両者がうまくバランスしていたとおもいます.
この肉は私がハナマサで冷凍のものを買ったのです. 塩とニンニクであじつけしてもらったものに,最初はさらにタレをつけてたべましたが,タレは不要でした. 塩味だけで十分です. ただ,おもったよりだいぶ,かたかった.
Tortoise Creek は南フランスの安価なワインです (いくらで買ったかわすれましたが,いま楽天でしらべると 880 円で売っている店があります) が,メルローのフローラルなかおりとカベルネのスパイシーさがよくバランスしています. フランスのワインはとくにもっと高級なものは開栓してからのみごろになるまで時間がかかる,あるいはデカンティングが必要ですが,このワインはすぐにのめます. (先日テレビ [プロフェッショナル] で,こういうときはワインをシェイクするというワザがあるというのをみましたが…) 食事のためにあらかじめワインをあけておくとかデカンティングしておくというようなことはしないので,私にとってはこういうワインがベストです.
残念なことに,飲んでいるうちに嗅覚はだんだんつかれてきます. メルローのかおりにしだいに鈍感になっていくのがわかります. メルローのかおりがよわくなるにつれて,逆にカベルネのスパイシーさがめだつようになってきます. こういうバランスの変化をたのしむのもワインのひとつのたのしみかたかとおもいます. いずれにしても,やすいラムと 1000 円以下のワインでこれだけたのしめれば,いうことはありません.