学会じたいについては (発表の内容についてはもちろん書くべきことはありますが,それはそもそもここには書いてはいないので,それ以外は) とくに書くことはないので,それ以外のことを書きます.
朝はおとといとおなじあたりにあるべつの店で牛肉のはいった粥をたべました. 肉は比較的すくなくて,いささか,がっかりしました.
学会は昼すぎにおわったので,それから釜山駅 (부산역, Busan Station) 周辺にでかけました. 海雲台駅 (Haeundae Station, 写真は地上をはしる鉄道の駅ですが,乗ったのは地下鉄です) からここにくるには,地下鉄で約 1 時間かかりました. これはあまりにも長い!
基本的にはここから南へむかってあるいていきます. 地下鉄にのったのがすでに 13:00 ごろなので,駅についたときはすでに 14:00 ころになっていました. いくら朝食をしっかりたべたからといって,さすがにもう,おなかがすいています. 駅のなかでうどん屋をみつけたので,とりあえずそこでたべることにしました. ところが,これがまた,はずれの店でした. 値段が書いてないので注意するべきだったのでしょうが,うどんや汁は会社の社員食堂なみ (逆にいえば日本のうどんとほとんどかわらないということ),ねぎなどはフリーズドライのものをつかっています. すこしなかみのおおいものをえらんだとはいえ,それが 4500 ウォン (500 円くらい) です. ほかの場所でたべれば,もっとよいなかみのものが,もっとやすくたべられたにちがいありません.
しかし,ともかくたべおわって,駅をみました. 駅というよりは空港のような雰囲気です. 建物も空港ターミナルビルのようにおおきくて,豪華な雰囲気です. 発券はほとんど人手でやっているようで,そのカウンターは空港のチェックイン・カウンターのようです. 実は自動券売機もあるのですが,こちらはがらがらです. 地下鉄はほとんど自動発券するようになっていますが,こちらはそうなっていないようです. 複雑なオプションがあるからでしょうか? こんなにコストをかけて,やっていけるのでしょうか?
釜山駅の外観と発券カウンター
釜山駅の自動発券機
南のほうにあるいていきます. 地下鉄がとおっている道の反対側 (西側) のほうがおもしろそうなので,地下道をとおって,そちらにわたりました. 地下におりるとそこにも店がいろいろあるので,ついつい見てしまいます. 東京より大阪の地下街に雰囲気が似ている気がします. 食べ物,かばん,インテリアなど,いろいろな店があります.
道の反対側には中華街があり,そこから北にむかって外国人むけの店 (ガイドブックによるとロシア人やフィリピン人むけとのこと) がならんだ通りがあります. いったんはふたたび北にむかってあるいていきます. 中華料理屋をのぞくと,いわゆるおみやげ屋ふうの店がおおい一角です. 釜山のほかの地域ではこのような店はほとんどみかけません.
中華街
外国人街
ふたたび南へむかっていくと,やがて旅客船のみなとがみえるところにいきつきます. この旅客ターミナルも規模はちいさいのですが,駅ににた雰囲気です.
港付近
旅客ターミナル
みなとのちかくの歩道のうえに写真のように建物がたっているのですが,そこから歩道にむかって,つららがのびているのに注意をひかれました.
つぎの目標は釜山タワーです. タワーはややたかい場所にたっていて,階段が数 10 段あります. ここでもまた,一気にのぼることはできませんでした. 息がきれることはないのですが,足がさきにまいってしまいます. 118 m あるということで,龍頭山公園 (용두산공원, ヨンドサン・ゴンウォン) という公園のなかにあります. タワーにものぼってみました. タワーのそばに民族楽器博物館 (下の写真の 8 角形の建物) というようなものがあって,そのチケットもあわせると 5500 ウォンだというので,それだけの金額をだしました. ところが,なぜか 2000 ウォンのおつりがかえってきてしまいました. タワーをおりてから博物館にいこうとしたのですが,やはりはいれなかったので,やめてかえってしまいました.
釜山タワーと龍頭山公園
さらに南へいくと,南浦洞 (남포동, ナムポドン) というところにでます. 釜山ロッテワールドの建設現場があり,そのちかくに魚を中心とする乾物屋がおどろくほど多数ならんでいるところがあります. 魚やのりのような海産物だけではなくて,朝鮮人参やしいたけや,さまざまな薬草も売っています. おみやげに生のものは買えないので,乾物はてごろだとかんがえて,あるきまわりました. 結局,しいたけと乾燥タコを買いました. しいたけの比較的ちいさな袋が 6000 ウォン,タコが 8000 ウォン,どちらも比較的 “高価” なものなので,かなり財布がかるくなってしまいました. これでは夕食をたべるにはたりません.
南浦洞周辺
いくつか銀行にはいってみましたが,おかねをおろすことには成功しませんでした. Cirrus のマークがはいったクレジット・カードと PLUS のマークがはいったキャッシュ・カードをもっているのですが,どちらもつかえません. キャッシュ・カードのほうは空港では 100000 ウォンおろすことができたのですが… たぶん ATM にどちらのマークもなかったので,おろせなくて当然なのでしょう. しかし,あとで海雲台にもどってから Master と Cirrus のマークがついた ATM でためしても,やはりだめでした. クレジット・カードもキャッシュ・カードも三菱系ですが,そこに問題があるようにおもえます.
乾物屋がおわると,今度は魚屋がずらっとならんでいます. チャガルチ市場という場所です. 鮮魚を料理してくれる店もたくさんあるのですが,きょうは基本的には焼肉をたべるつもりでいます. また,もしクレジット・カードがつかえないと,とてもはらえません. (なぜかチャガルチで写真をとらなかったので,のせていません.)
それにしても,海雲台市場にしてもこのあたりにしても,圧倒的にたべものがおおいですね. もうすこし,ほかのものもありそうなものですが… 食器も売ってはいますが中国製なのではないでしょうか? そうだとしたら,おみやげには適さないし,おもすぎます.
釜山駅からここまで,4 km はないくらいの距離ですが,いったりきたりしたこともあって,もう 18:00 になっています. 焼肉屋なら海雲台にもあるので,いったんホテルにかえって,でなおすことにしました. でなおして,現金を入手しようとしましたが,失敗したので,そのまま海雲台駅のちかくの焼肉屋にはいりました. 現金でもはらえるようにかんがえてはいったつもりでしたが,やはりもっている現金ではたりないことがわかって (1 皿だけの注文はだめだというので),カードがつかえるかどうか,ききました (ここでは,店のまえにはほとんどつかえるカードの表示がないのです). つかえるということだったので,安心して,高めの味付け肉をたのみました. 2 皿で 12000 ウォンです.
肉をゆっくり焼こうとかんがえていたのですが,店のひとが “サービス” で,どんどん肉を焼いてくれました. そうすると,ついつい,いそいでたべてしまいます. あとは野菜ばかりがのこってしまいます. キムチをのこすのはもったいないので,それは全部たべました. ソウルにいったときもそうでしたが,肉やタレの味のことよりも,焼きかたのちがい (まとめて焼くこと) のほうが記憶にのこってしまいます. しかし,これはガスをむだにつかわないための知恵なのかもしれません.