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失敗, 文化・教育と学習:研究法から生き方まで

コンピュータはレンタルするものではない !?

昨年は実験につかったコンピュータを一式レンタルしたので,それらを返却してしまったいます,もはやその環境はすぐにつかえるかたちではのこっていません. 最近,ほぼおなじ環境を再構築しようとしたのですが,かぎられた時間のなかではついに断念せざるをえなくなりました. レンタルでなければ,いまでも,つかえたはずなのです.

国家プロジェクトにかかわるとレンタル予算が潤沢にある反面,資産になるものを買うのは容易でないため,研究につかうコンピュータもレンタルすることになります. レンタルだと通常は数ヶ月で返却してしまいます. レンタルしたコンピュータ上にシステムをくみあげて,便利につかえるようになったとろこで,返却しなければならなくなります. バックアップはもちろんとりますが,あとでその環境を再構築しようとしても,いろいろな条件がちがって,かんたんには再構築できないほうが普通です.

こういうことをかんがえると,コンピュータはやはり,そのうえにのるシステムが資産としての価値があるならば,それとあわせてできるだけ資産としてもつほうがよいとおもえます. ふるいコンピュータがすぐに陳腐化してしまうばあいには,いずれにしても再構築が必要になります. しかしいまでは,ぎりぎりの性能がもとめられるシステム以外はそんなに急速に陳腐化することはないとかんがえられます. それならば,できるだけレンタルはさけたほうが,再構築にかかるよけいな手間をはぶくことができます.

関連項目 (2008-11-15 追加):

キーワード: 国プロ

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