マンション・セールスの撃退法については 「マンション・セールスの撃退法 — 相手の身にもなって…」 という項目で書きましたが,ここでは逆にセールスのパターンやそれに対する私のうけとりかたについて書いてみたいとおもいます. どちらかというとセールスする側の参考になるかもしれません.
目的が賃貸マンションの販売でも,それを最初の 10 秒のあいだにズバリいうセールスマンもいれば,なかなかいわないひともいます. なかなかいわないパターンとしては,いま私が記憶しているなかではつぎのようなものがありました.
- 「税金たかいですよね~」 パターン
- 節税のためにと称してマンションをうりこむ方法です. 本や雑誌にも節税対策としてマンション経営をすすめているものがありますが,税金をはらわなくてよいのは赤字だからです. 赤字をめざす (すすめる) というのもおかしな話です. 黒字になれば税金は当然ふえます. 私のばあいは 「日本はなんて税金がやすい!」 とおもっているので,この説得法はまったくききません.
- 「年金たりませんよね~」 パターン
- 既存の年金だけでは老後に十分な生活ができないというところから,賃貸マンションからの収入をそれをおぎなうのにつかえますという主張です. 年金対策は税金対策よりは説得力があるようにおもいますが,ファンドなど,ほかの方法とくらべて利点があるかどうかは判断のわかれるところだとおもいます.
- 「マンションの金利,たかいですよね~」 パターン
- すでに賃貸マンションをもっているひとに対しては,借り換えでローンの金利をさげることをすすめる方法です. マンション業者としてはローンの借りかえだけやっても,みいりがないので,実は,月々の支払額がさがるのでもう 1 件買いませんかとか,マンションを買いかえませんか,というのが本当のねらいです.
税金や年金だけでなく,もっと全面的なライフプランのみなおしをすすめてくるセールスマンもいましたが,まだそこまでする業者はすくないようです. 私としてはそういう,あたらしいパターンのほうが興味がありますが,まだ会って話をきいたことはありません.
最近は,自分から 「こんな話はもう,さんざんきいていて,ききたくないですよね~」 というようなあきらめムードで話をしてくるひともいますが,これは最悪です. ネガティブな態度をみせれば,それだけで電話をきりたくなります.
キーワード: セールス手法, マンション販売, 不動産販売, 税金対策, 年金対策