日本の土地は米作に適していますし,米作が必要とする大量の水を供給することができます. 世界的な水不足によって,こうした米作に適した土地はへってきています. 日本はゆたかな水をいかす農業戦略をとるべきではないでしょうか?
米の産地であるアメリカでも,中国でも,オーストラリアでも,水不足が深刻になってきています. その結果,とくにオーストラリアでは米の作付け面積が急減し,米の価格急上昇の原因のひとつとなっていることが指摘されています. きょう (2008 年 5 月 27 日) の NHK 「クローズアップ現代」 でも世界的な水不足とそれに起因するオーストラリアの米作付け面積減少などの問題がとりあげられていました.
世界的に水が不足するなかで,日本には豊富な水があります. このつよみをいかすべきです. 国土面積はかぎられていますが,くふうして,よりおおく水を必要とする作物を栽培することで,世界的にも貢献していける可能性があるのではないでしょうか? とくに,米の生産コストをひきさげることにより,また中国などに品質のたかい米を供給していくことにより,米の需給関係を多少なりとも緩和していくことにつながるのではないでしょうか? (写真は 「さんふぁーむ: 平成 17 年のお米の作業風景」 から借用しました.)
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