イラン・イラク戦争がおこった 1985 年 3 月にイランにとりのこされた日本人は,日本の航空会社によってはすくわれませんでした. そのとき救援の飛行機をとばしてくれたのはトルコ航空でした. 危険をおかして救援してくれたのは,1890 年に日本近海でエルトゥールル号が台風にあった (エルトゥールル号遭難事件) とき,日本人の献身的なはたらきでその乗組員のおおくがすくわれたことにむくいたのだといわれています. こうした友好関係はトルコにかぎらず,だいじにしていくべきでしょう.
イラン・イラク戦争時のいきさつについては,Wikipedia の 「トルコ航空」 の項目や 「テヘランに孤立した日本人を救出したトルコ航空」 (トルコの時代) に書かれています.
イランにいる自国民を救出できなかった日本政府や日本航空はみじめですが,それにかわって,かれらを救出してくれたトルコ航空のひとびとのことは,わすれてはならないとおもいます. 「トルコ航空」 によれば,湾岸戦争の際にもトルコ航空が日本人の解放のてだすけをしてくれたとのことです.