著者は 1997 年のこの本につづいて 2005 年に 「まちづくりと景観」 という本を書いていて,基本的な主張はかわっていない. 市民の協働によって景観をデザインするアーバンデザインを推進している. 本書ではまず 「景観」 と 「風景」 ということばを比較して,「景観」 を 「地域をトータルに捉えた認識像」 と定義し,トータルデザインとしてのアーバンデザインのあるべき姿や手法,実践例などについて書いている. 著者が中心となった横浜での成功例をはじめとして例は多数とりあげられているが,抽象論が中心の記述という印象をうける.
評価: ★★★☆☆
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