「Windows Vista がこわれた !?」 にも書きましたが,ここ数日,Windows Vista 用に買ったマシンが不調でした. しらべてみると,最近増設したメモリがこわれていることがわかりました. 導入時にメモリテストはしているので,そのときは問題なかったのだとおもいますが,いつ,どうしてこわれたのでしょうか?
症状はつぎのとおりでした. ときどき勝手にリブートします. セキュリティ・ログをみると,いくつかのシステム・プログラムの監査に失敗しています. たぶん,もっとも深刻なのは TCP/IP のシステムがこわれているらしいことです. また,Firefox がときどき死にました. Symantec Antivirus もおかしくなっているようです.
Windows Vista の DVD-ROM でブートして修復をこころみましたが,うまくいきませんでした. その修復メニューのなかにメモリテストがあるので,それをためしてみると,いきなりエラーメッセージがでました. 最近増設したメモリがうたがわれます.
マシンのふたをあけてみると,かなりあつくなっています. のせている CPU は Core Solo なので,こんなにあつくなるのは異常です. もしかすると,熱暴走寸前の状態になっているのかもしれません. 冷却すれば異常はなくなるかとおもいましたが,ある程度,冷却してから Memtest86 というメモリテストのプログラムを実行してみても,やはりエラーが検出されました. メモリがこわれたにちがいありません.
最近増設したほうのメモリをはずしてテストすると問題はでなくなりました. このメモリは CFD という会社か販売しているものですが,永久保証がついているので,交換することにします. しかし,連絡先が書いてありません. Web の URL は書いてあるものの,そこをみても交換の際の連絡先は書いてありません. 来週,本社にといあわせてみることにします.
それはともかく,マシンのほうはまずシステムの復元をはかる必要があります. いつこわれたかがわからないので,ややふるいものにもどしたほうがよいとおもわれます. 復元可能なチェック・ポイントとして,5 日前までのものが表示されるようになっていますが,そこには 6 月 17 日のものだけが表示されていました. これでは心配なので,よりふるいものを表示させると,6 月 15 日のものだけが追加表示されます. そこで,ここに復元させることをこころみます. ところが,復元できないファイルがあるといって,このてつづきは失敗してしまいました. しかたがないので,6 月 17 日のほうでこころみました. こちらはうまくいきました.
うまく復元できたかどうかはわかりませんが,とにかくできるだけ復元させたので,ここで Windows Vista を起動させてみました. 最近インストールした Firefox 3.0 をインストールしなおして,こわれているらしい AntiVirus のウィルス定義も再度とりこみました. これでだいたい安定動作するようになったようです. しかし,セキュリティ・ログをみると,TCP/IP はなおったようですが,まだこわれたままのプログラムがあるようなので,それもなんらかの方法で回復する必要があるでしょう. AntiVirus もまだおかしいようにみえます. たぶん,メモリがこわれたあとにウィルス定義以外のものもロードしたからでしょう. 再インストールが必要かもしれません.
だいぶ,てまはかかってしまいました (1 時間くらい ?) が,どうにかパニックにはおちいらずにすんだようです. メモリには不良品がおおいことは知っているので,導入時にはテストしてからつかっていますが,こういうこわれかたは予想していませんでした. やはり安価なメモリはこわいですね.