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情報通信博物館:コンピュータ館

梅雨期に発生しやすいプリンタのジャムをふせぐには? ― エコロジーのために

梅雨の時期になると,紙がしめっているために,レーザ・プリンタ (LBP) でジャム (かみづまり) が発生しやすくなります. ジャムになった紙をとりだして印刷しても,またジャムが発生します. こういうときには,どうすればよいのでしょうか?

ジャムが発生するのは,トナーをやきつけるときに紙の片側が加熱されるので,紙の裏と表の湿度にムラができて,紙がまるまるからだとかんがえられます. 片面印刷だとそのままなんとか排紙されるばあいでも,両面印刷になると,複雑な行路をとおるあいだにつまってしまいます.

いったんジャムが発生するようになったら,すくなくとも給紙トレイの上部の何 10 枚かの紙は,とりだす必要があります. この紙は梅雨があけるまではつかわずにおいて,空気が乾燥してからつかうほうがよいでしょう.

かわりにいれる紙は,あらかじめ,なるべく乾燥した状態で保存しておく必要があります. 包装された状態の紙はまずだいじょうぶです. 包装をはがした紙は,なるべくしめらないように保存する必要があります. 最低限,机のうえなどにおいたままにするのは,さけるべきでしょう. ひきだしにいれておけば,ある程度はふせげるでしょう. 印刷用紙のなかにはプラスティックがはりあわせられた包装紙につつまれているものがありますが,開封後もこういう包装紙であらためてつつんでおけば,紙がしめるのをふせぐことができるでしょう.

エアコンで除湿運転すれば紙を乾燥させることができるはずですが,それには時間がかかります. 相当の電気代がかかり,CO2 を排出することになるでしょう. したがって,この方法はすすめられません.

ジャムが発生するとトナーや紙をむだにつかうので,資源消費や CO2 排出がふえます. ジャムの発生をふせいで,かつ,原因になるしめった紙も乾燥させてからつかうことがエコロジーにつながります.

キーワード: つゆどき, 紙詰まり, 紙づまり

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