これまで iPod をもっていませんでしたが,iPhone を買ったので,その iPod 機能をつかってみました. すでに iTune には Windows PC 上にあった音源がはいっているので,同期をとるとそれらが iPhone にもはいります. まだ iPod 用の音源は買っていないので,すでにはいっているものはみな MP3 のファイルです. MP3 であることによる音質劣化もあるはずですが,iPhone のイヤフォンがぼろいことによる劣化がもっともおおきく,つぎに iPhone の出力がちいさいことによる劣化がおおきく,それにくらべると圧縮による劣化はめだたないという結果でした.
すでに iTune にはいっていた音源はインターネットからひろってきたものや自前でつくったものなどです. まずは iPhone 付属のマイクつきイヤフォンでそれらをきいてみました. これはきくにたえない音といってよいでしょう.
ひどい音の原因をたしかめるために,まずイヤフォンをソニー (Sony) のインナーイヤー型イヤフォン MDR-E888SP にかえてみました. このイヤフォンはオープンエア型としてはよいほうだとおもいますが,高音がでなくなって,かえってヌケのわるいおとになってしまいました. これはダメです.
つぎにゼンハイザー (Sennheiser) の HD497 をためしました. これで音は劇的に改善されました. 劣化のおもな原因がイヤフォンにあることがわかりました. しかし,このヘッドフォンは効率がそれほどよくないので,出力のちいさい iPhone / iPod では,おおきな音は飽和してしまいます.
さらに,ソニーの密閉型のイヤフォン (型名不明) にかえてみました. このほうが効率がよいので,やや音に余裕がでます. しかし,音の自然さでは HD497 におとります.
そういうわけで,もし家のなかできくのなら HD497 をつかうのがよいでしょうが,そもそも家のなかで音のわるい iPhone / iPod をつかう理由はありません. 騒音のおおきいところで音楽をきくつもりもないので,やはり今後は iPod 機能をつかうことはほとんどないでしょう.