著者は 「Google = アメリカ」 とみなし,それに対抗しうるヨーロッパの検索エンジンや図書データベースなどをつくることを主張している (アジアやアフリカはどうなるのだ?!). しかし,そこには Google に対抗しうるあたらしいものがあるようにはみえない.
Google によって文化の多様性がうしなわれることへの危機感は理解できる. しかし,Google とのちがいをもっと明確にしなければ,対抗するものをつくったとしても多様性はえられないだろうし,したがって成功しないだろう.
評価: ★★☆☆☆
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