最近,こどもの小・中学校で運動会がありました. 女子中学生のなかで何人か,迷彩服 (の一部) を着て登場してきたひとがいました. それをみて,9 月 15 日にみた NHK の 「戦場 心の傷 (2) ママはイラクへ行った」 という番組をおもいだして,いささか,くらいきもちになってしまいました.
この NHK の番組のなかで,12 歳くらいのこどもをもつ女性がイラクでくるまを運転しているとき,狙撃されて応戦したというはなしがありました. 相手を射殺してからたしかめると,自分のこどもとおなじくらいのこどもだったというのです. それが原因でその女性はのちに PTSD (心的外傷後ストレス障害) にかかったということです.
女子中学生が着ていた迷彩服はアメリカ軍がつかっているものとはちがうのでしょう. しかし,それを意識してデザインしたものだとかんがえられます. かれらはイラクでたたかっている女性兵士がどのような経験をしているか,しらないのでしょうが,すくなくともアメリカがイラクに軍を派遣していることくらいは,きいているのではないでしょうか? 私自身はアメリカがイラクからもっとはやく撤退するべきだったとはおもいません (イラクに戦争をしかけるべきではなかったとはおもいます) が,テロリストを相手とするたたかいのきびしさは知るべきだとおもいます.
どういう服を着るのかは個人の自由ですが,すくなくとも私はそういう服を着ている生徒,とくに女子をみたくなかったのです.