安価なエアコンのリモコンは,すべてのボタンが表面にでています. めったにつかわないボタンも他のボタンとおなじようにできているので,おしまちがえやすいという問題点があります. 設計をもうすこしくふうすることはできるとおもうのですが,買ってしまったものはしかたがないので,自分でボタンを加工して,おしまちがえにくくしました.
どのボタンをどれだけつかうかは,ひとによってちがうでしょう. しかし,すくなくとも,わたしの家では 「おやすみ」,「おはよう」 ボタンはほとんどつかわれていません. 母がこのボタンをあやまっておしてしまうことがないように,写真のようにボタン・トップをけずって,突起をなくしました. 右の写真はけずりとったボタン・トップです.
加工するまえに,ボタンの構造を確認するために,ネジをはずして内部をみました. しかし,結果的にはネジをはずさずに外部からカッターで加工すれば十分だったとおもいます.
リモコンによっては,はじめから一部のボタンが突起しないようにつくってあります. エアコンのリモコンでそういうものがあるのかどうかはしりませんが,このリモコンがそのようにできていれば,この加工は不要でした. 設計時にどのような検討をしたのかはわかりませんが,できあがったリモコンをみるかぎりは,ボタンの使用頻度は設計において考慮されていないようにみえます. しかし,すくなくともこのような加工が可能なようにつくってあったので,それを実現することができました.