こどものへやはこれまで,わが家で唯一のたたみのへやでした. しかし,こどもがベッドで寝ることを希望したので,ついにこのへやもフローリングにリフォームすることになりました. 私はリフォーム屋を呼んで天井や窓などもあわせてリフォームすることをかんがえたのですが,妻が DIY でやればといったので,その気になりました. 材料やツールをそろえて,1 日でやるつもりではじめましたが,結局 2 日つぶしてしまいました. できばえも,プロのようにうまくはいきませんでしたが,一応,合格点をつけてもよいのではないかとおもいます.
この 4 畳半のへやは,こどもが小学生になるまでは納戸として機能していたものです. 小学生になったときに砂壁風のビニルクロスをピンクにぬりかえて,こどもべやにしました. そのとき,わたしはベッドをいれることも提案したのですが,そのときはまだこどもにはとくにかんがえはなく,妻の意見にしたがって,ふとんをつかうようになりました.
しかし,きずついたたたみをとりかえようと妻がいいだしたのをきっかけとして,私は,たたみをやめてベッドをいれる案をしめしました. もうすぐ中学生になるこどもは,そうすることを希望し,床をフローリングにすることをのぞみました. 私がリフォーム屋をよぼうといったのに対して,妻が DIY を提案し,短時間でその方向にきまりました.
さっそく床材と巾木,丸のこをネットで注文し,ちかくの DIY ショップ 島忠 で接着剤,くぎ,ポンチなどを買いました. (ここに登場した道具は,以前からもっているものもふくめて,下の写真にうつっています. ただし,丸のこはこのへやのなかではなくて,屋外でつかいました.)
- 床材はサンワカンパニーで 2 畳分 8000 円くらいのものを 3 ケース買いました. 巾 14 cm くらいでながさが 182 cm くらいの合板です. おなじ店でキズものはこの半値くらいででていましたが,すでに売れてしまっていたので,このクラスのものにしました. キズものではありませんが,あとでわかったところでは,そりがあって,作業性はあまりよくありませんでした. また,しろうとのあつかいやすさという点では,もっと,はばのひろいもののほうがよかったようにおもいます.
- 巾木は床材と壁との境界につけるためのものです. なるべく安価なものをさがしたつもりですが,木製だと1000 円くらいのものしかみつからず,あまりコストパフォーマンスはよくありませんでした. 床材が 25000 円くらいであるのに対して,巾木だけで 6000 円ほどかかりました. 値段のわりには,やわらかくてかたちがさだまらず,くぎを何本もうたないと,うきあがってしまいました.
- 接着剤としてはコニシの 「ネダボンド アプリパック」 をつかいました. これはネットでも入手できますが,島忠のほうが安価でした. 1 kg のものが 1000 円くらいです. 20 m2 つかえることになっていますが,結局,4 畳半で 2 本,つかってしまいました. いささか,つかいすぎたのでしょう.
- くぎは島忠でフロアくぎを買ってつかいました. くぎはおもに接着剤が固化するまでの仮止めとして機能します. くぎのつかいかたに関しては Roomkit 「フローリングに張り替える」 などに書いてあります.
- 丸のこは MonotaRO でもっとも安価なものを買いました. 島忠で買ってもよかったのですが,MonotaRO のほうがより安価なものがあったので,そうしました. 高儀という会社の製品 (ECS-147) です. (2011-2-5 追記: 現在は Monotaro であつかっていないようなので,楽天へのリンクをはっています)
床材を切るのに丸のこをつかおうとかんがえて,丸のこを買いましたが,結局はほとんど,以前からもっていたジグソーで切ることになりました. これも MonotaRO で買ったものであり,高儀の製品です. 最後の 1 枚ははばをせまくする必要があるとおもっていたのですが,結局,その必要はありませんでした. 入口付近をのぞいてはぴったりおさまったので,丸のこで切断する必要がなかったのです. 丸のこは結局,巾木の一部の高さをややひくくするためにつかっただけです.
施工法に関しては DIY 日曜大工で家をつくる 「自分で貼る フローリング」 や マウイホームズの 「DIY 施工で取り付け簡単ラミネート・フローリング材」 を参考にしました. 作業開始前と作業中の床の写真をしめします.
板にそりがあったこともあって,板どうしがなかなかぴったりはまらず,すきまができてしまいました (左下の写真を参照). そのため,あしざわりはあまりよくないのですが,はじめてやったので,まあ,こんなものでしょう. もう,ふたたびこんな作業をすることはないでしょうが,もしまたやるとしたら,今度はもっとはばがひろくて,そりのない板をえらぼうとおもいます. 島忠で売っているもののほうが,しろうとむきだったのでしょう.
床材よりたたみのほうがずっと厚いので,ドアがいままでどおりだと,ちょっと敷居がたかすぎます. しかし,とりあえずそのままになっているので,入口付近はちょっとかわった仕上げになっています. つまり,丸のこで切断した巾木をつかっています (右下の写真を参照).
そういうわけで,できばえはプロにはおよびません. プロのノウハウも道具ももってはいませんし,うつくしくつくりあげる執念ももっていません. 1 日の予定を 2 日にのばしましたが,日曜大工は日曜におわるように (ただし今回は月曜が休日だったので月曜までかかりましたが) やるということです. それにしても,床で作業するというのは,けっこうつかれます. 肩から足まで,ふだんはあまりつかわない筋肉をだいぶつかって,階段をのぼるのがきつくなりました. 適度な筋力トレーニングになったものとおもいます.
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