家のまえの路地で野菜を栽培しようとしていることは 「モンシロチョウ ― プランター菜園へのまねかれざる客」 という項目でも書きました. ここは自宅で使用している軽自動車がとおれる必要があるので,プランターでうめつくすわけにはいきません. また,もしプランターでうめつくしたとしても,大半のプランターにはあまり日があたらなくなってしまいます. そのため,通常のプランターを 1 列ならべたほかは,比較的ひあたりがよい隣地との塀にプランターの代用品をつるして,野菜をうえています. どうやってこの壁かけプランターをつくったかを書くことにします.
土をいれて,かべにかけるためのプランターは売っていますが,なるべく安価なものですませようとかんがえて,スキットフックという収納ケースをえらびました. サイズは 29 cm × 15.8 cm × 14.5 cm であり,プランターとしてはかなりちいさいものです. ほんとうはもうすこしおおきいほうがよかったのですが,100 円ショップ (ドーム) で買えるものはこの程度のおおきさしかありませんでした.
スキットフックにはおおきなあながあいているので,このままでは土をいれることができません. そこで,レジ袋をいれてつかうようにしました. レジ袋には,底に水抜きのためのちいさなあな (2 mm 程度) を数個から 10 個程度あけ,スキットフックのフックをだすためのあなをあけます.
フックでかべにかけるわけですが,そのために線経 3.2 mm のカラー針金をつかいました. ビニルで被覆された針金を加工して,壁にかかるようにしています. フックがかけられるように針金のはしををまるめています. 強度はこれで十分ですが,加工するときに被覆にきずをつけてしまうので,そのうち針金がさびて壁からおちてしまうことが心配です. 針金が露出しないように,なにか対策しておいたほうがよいかもしれません. 値段はずっとたかくなりますが,ステンレス線など,さびない材料をつかえば,安心できます.
背のひくい植物をうえるのであれば,最後の写真のように壁に 2 段にかけることもできます. 地面においたプランターまでいれると 3 段になっています.